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朝9時32分

ガキの頃に夢見る20歳ってのは、アトラクション、遊園地、ワンダーランド。

20歳になると親に叱られず、彼女もいて、音楽をしてて、学校にきちんと行ってる、そんな感じで、いや、当時からしても、俺には夢のまた夢みたいな日々なんだ、それが。

現在20歳、親に叱られない、ってことがどれだけだるいか。全部自分で決めなきゃならない。自分でレールをひいて自分で進んでいくことのだるさ。

ごもっともだ、適当に引きすぎたレールから車輪が外れてうまいこと進まない電車、うんざりする。

彼女はいるにはいるが、居るのか居ないのかわからない。

音楽はしてる?格好だけの似非ヒッピー。ためいきしか出ねえ。

今遅刻してる。

いつまでたっても自立できないのはあの頃となんの変化もない。回りの景色と若白髪の量だけ増えてくだけ。

20歳が30歳を夢見るときはうんざりすることしか思い浮かばない。

ガキの頃考えた30の俺はもう死んでた。

軌道修正しないとな、そう思いながらまた遅刻。

石橋を叩きすぎて壊してしまう前に、レールしかずに電車の乗客なんて見捨てて一人でゆっくりあるいてるほうがまだすこしは進んでるかもな。