満更でもない

ムカつくことばっかりだ。本当にうんざりするほどムカつくことばっかりだ。どうしようもない。

そんな中で背広をくたびれさせたやつは風俗に行って憂さを晴らすんだろう。

太った女は居酒屋で男を待つんだろう。来ない男を。

ブランドもんのバッグ、パチンコ、競馬、麻雀。人生は暇潰しの連続だ。うんざりとイライラから逃れるために。

酒、薬、虐待、レイプ、存在の否定と肯定。

俺はどうしようもなく道を歩いていた。家についておばあちゃんのポタポタ焼きを食おうとした。

裏面に、「心の優しい人がコンビニで買うものはな~んだ。」と書いていた。

俺は問われたわけだが分からなかった。答えを見ると

肉まん(憎まん)と書いていた。

彼女と二人で笑った。

そういえば昼間、猫でも面白いことがあった。

飼ってる猫は畳の上に身を置くのが嫌らしく、必ず脚を布団、服、本、などの上に乗せる。最近は学校の書類がお気に入りだ。

今日は本当に乗るものが何もなかったらしく、定期券の上に脚を乗せて誤魔化していた。笑った。

人生嫌なことばっかりで死にたいが、たまに、本当極稀にだが笑えることがあって、俺はそれでいいや、と思って死ねない。なかなか死なせてもらえない。

満更でもない夜は、こんな夜なのかもしれない。