スラッジ禅問答

ダダは何も意味しない。

世界で一番綺麗な女

静電気がハジけて会うだけで呼吸の荒さと脈拍のスピードとヘモグロビンの減少を促し、ただ俺の隣でたこ焼き食ってるだけ、ただそれだけで幸せを感じられるような女と、出会ったことあるか?

そうか、今そんな女と居る?失せろ。嘘やろ。そんな女、持って30分が限度だ。俺は、あった、だ。

そんな最高な女、体も顔も桁外れの最高の女には、俺は大抵いい風に使われるだけだ。

今年の夏は女の子と遊ぶ予定がそれなりにある。冴えない高校生の俺に言えば、人生に、未来に希望を持ってリストカットも辞めやがるだろう。

でも、誰一人として俺をプールには誘わない。みんな俺が人混みが嫌いなのもご存知。

でもその女なら?

挑発するような身ぶり、服装、化粧、なにもかも俺と正反対、なのに趣味は似ている。

そいつは俺を海に誘った。結局行かなかった。いや、行けなかった。俺が嫌がろうか何の関係もない、自己中心的って最高だよな。

激烈な思い出を刻み込んだ半年、全く会話がなくなって2ヶ月。

毎日退屈で仕方ない。

どこか一日でいい。クソほど刺激的な女はいないのか?

でもそんな女に出会ってしまえば、次の日にはぽっかり穴が開いて、また退屈な毎日だ。

幸せは一瞬で、不幸、孤独永遠分を支払っても釣りが来るほどに美しい。

あんな女、出会ったことがないし、これから先も出会わないだろう。

ちょっと頭のイカれた、退屈凌ぎ、鬱病を悪化させてくれる最高の女に、あと人生で何回出会えるか。

街を歩いても何処にもそんなやつは落ちてない。

最高の女とは絶対に付き合えない。自分のものになると美しくなくなるから。誰かのやつだから美しい。手に入らないからいつまでも欲しい。退屈しのぎになっても満たされない。最低で最高で最悪な気分が永遠に続く。

浮いて、受かれて、乗って、寄りかかられて

汚くて、綺麗で、超越してて、美しい。

想像なんか、夢なんか、アイドルなんかゴミだ。リアルで質感も体温も美しい、周りが輝きだして一つ一つの言葉を丁寧に聞き分けたくなる。

素っぴんだろうが光輝いている、どんな服だろうがヤバいほど似合ってる。

あんな女に首を絞めて殺されたいが、望んだことを却下するのが得意だから無理な話だ。

俺がタバコを吸って、WILKINSONの炭酸水を飲んで、風呂に入って、猫を撫でたり飯を食ったり音楽を聴いてるこんな瞬間にも、どこかで最高の女が火花を散らしてる。

生きていてくれるだけで金を払いたくなるような最高で、俺の気持ちなんかなにも考えずに傷つけてくれる女は、今も誰かを地獄に突き落として笑ってるだろう。