スラッジ禅問答

ダダは何も意味しない。

Write It (more and more again)

天王寺で泣きそうになりながら座り込んでこの文を書いてる。動けない。からだがひどく気だるくて、自分が役立たずに思える。

鞄にはウイスキーデパスが、風俗に行く金もある、どうする?

でも、、。俺は救われたいってより、救いたい。多分。

拙い言葉で申し訳ない、どこかの誰か、読んでくれ。俺に読んだことは黙っていてくれ。

 

寝付けなかった。仕方がないのでタバコをばかすか吸った。

猫が俺の部屋に聞こえるくらいでかい声で「あーお、あーお。」と叫んでる。

その横で彼女は寝ている。ずっととれなかった睡眠を取り返すかのように。

吐き気を消すために俺は短編を一本仕上げた。割りといい出来だ、悪くない。

いつまで経っても準備が出来ない。村上春樹の風の歌を聞け、を読み終え、タバコを吸いすぎて体が痛くなるまで吸いすぎて、風呂には昨日の夜入ったから、俺は部屋に来た猫を撫でて、「ごめんな。」と謝ってから水を飲みに下に下がった。

1L水を飲み、胃液と一緒に吐き出した。俺はなにがしたくてこんなことをするんだろう?

でも会わなきゃいけない気がした。

俺が思うに?いや、誰も彼もが思ってる、今日会うYは学科の中で一番かわいい女の子だ。

初めてあったときに、「これ、縫って。」と言って、針と糸と破れたズボンを渡した。

次に話したときは小説の話。少し好きになりそうだった。その頃は彼女とうまくいってなくて、そんなとき唯一話せた子だから。

今日、多分、4ヶ月ぶりぐらいで会う。

どんな話をすればいいんだろう?何故会いたいと思ったんだろう?

でも、俺がラインしたときにすぐに返事が来たし。ギリギリまで考え込んで電車にギリギリ間に合う時間に乗った。

鞄がひっくり返っていた。ジャックケルアックの地下街の人々を読みながら、電車に乗った。

梅田につきそうになるにつけ、気分が落ち込んだ。

「お前なんかな、相手にされるわけがない。何を話そうってんだ?正直に話すのか?何を?つらいねってか、甘えやがって。お前は楽だ、そうだろ?話を聞いてやれ。そうだろ?甘えようとしてんのか?この上?笑わせんなクソが。」

口臭が気になって仕方なかった。とりあえずシーブリーズを買って塗りたくり、鞄がひっくり返ってるのを戻した。

俺は待った。まだ来ない。1分が20分に感じた。不安だった。何をしようとしているのか、自分がわからなかった。

Yが来た。

「お久しぶりです。」

「久しぶり。あの、まず、えっと、しんどいよな。」

そこから堰を切ったみたいに話した。話して、話して、話し込んだ。ただ歩いて、話した。

本屋で、俺が勧めた本、梶井基次郎檸檬」、リチャードブローティガン「芝生の復讐」、川上弘美「神様」を買うと言ってくれて、ものすごく嬉しかった。

極めつけはツァラ。「ダダ宣言」を読んで、買ってくれた。本当に嬉しかった。

俺は高橋新吉ダダイストの睡眠」、ブローティガン「西瓜糖の日々」、ロートレアモン「マルドロールの歌」、車谷長吉「塩壺の匙」、中原中也を買うことにした。

二人で旧ヤム鐵道でカレーを食べた。仕切りに美味しいと言ってもらった。

ああ、俺は恵まれてる、そう思った瞬間、ふっとからだから力が抜けた。頭がぼんやりした。俺は水を飲んで、しばらく黙って、また話し出した。

Diskunionについてきてもらった。

「ごめんな、こんなとこ。」

「いやいや、大丈夫。」

チェルビダッケ、ブルックナーの8番リスボンライブのブートを視聴して買った。

泣きそうな気分だった。中学の時友達だったやつがYの高校に行ったので、そいつの話をしたり、動物園のむなしさについて話したりした。

はじめはぎこちなく過ぎた時間も、どんどん早く過ぎていくなか、バイトの時間が近づいた。

すごく偉そうになっていたかもしれない、俺にすごく似ていたから、俺みたいになってほしくなかった。だから、思っていることすべて打ち明けた。

1時間が1分だった。下らない話もした。

「電車、着いていくよ。」

「いいの?ありがとう。」

すごく幸せで満たされた気分だった、俺だけかもしれない。

財布のファスナーが取れた。

電車でも話し、バイト先がある駅に降りた。直後、「今日はありがとう。」と連絡が来た。

天王寺駅に一人、ついて、急にあの白い布みたいなものに包み込まれた。

「もう少し話したかったな。また会いたい、すごく寂しいよ。」

送るのは辞めにした。

今、風俗に行くか悩んでる。

このまま狂ってしまいたいと思う。

「ダダは決して交わらない平行線だ。」

ツァラの言葉が頭に浮かぶ

 

30分以上この文を、エレベーターの隣で書いていて、ツァラの言葉が、の時におっさんが、現金輸送の人、運んでる人と、その後ろにいる見張りの人に話しかけていた。

「偉いにもつやな、ここで盗んだらエエな、いや、そんなことあんたがおったらでけへんな。」

「ふふふ。」

「ごくろうさん。」

少し、救われた。タバコを何本か吸って、ほっつき歩いて、今日は帰ろうと思う。多分。ものすごく気だるい、寂しい感じはあるし、自分が惨めに思えてくる、でも、俺は普通に帰りたい。本当のところは。